アンティーク・キルトの伝統的技術を習得後、端切れを縫い合わせた4~7平方メートルに及ぶレリーフ状の平面作品を制作する。過去より受け継がれた様々なはぎ合わせ手法を用い 大形作品の制作を可能にする優れた技術が生み出される。サビーヌ・シベールは、そのほとんど全ての仕事を手縫いで緩やかにすすめていく。数十年にわたって収集された布の中から幾何学を展開しながら、彼女は色彩と織りのバイブレーションの中へと旅をする。